【MOVIE】クエンティン・タランティーノ
暴力、犯罪、マニアック。クエンティン・タランティーノ監督の映画には、どれもそんな共通点があります。
今回は、大好きなタランティーノ映画を紹介したいと思います。
※最初に言っときますが、暴力的な映画が苦手な人にはあまりオススメできない映画です。
【パルプ・フィクション】(1994)
2人の殺し屋、強盗を計画するカップル、八百長をしたボクサー。3つの犯罪は交錯していき、1つの物語に繋がっていきます。
ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とミア(ユマ・サーマン)のダンスや、ヴィンセントとジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)の長ーい会話などクールなシーンがとても多い、タランティーノ最高傑作です。
【レザボア・ドッグス】(1992)
レザボア・ドッグスは、タランティーノ映画で最も重要な作品の1つ。ブラックスーツを着たマフィア達が歩くオープニングシーンは、何度観たか分かりません。
宝石の強盗のために集められたマフィア達。ボスから信用された彼らだったが、1人の警官の潜入捜査のせいで強盗に失敗してしまう。裏切り者は誰なのか。警察に追われながらも彼らは裏切り者を見つけていく。ラストは衝撃です。
時間軸が交差していて少し考える部分はありますが、予備知識なしで観られる映画だと思います。北野映画(アウトレイジなど)が好きな方はきっとハマると思います。
【トゥルーロマンス】(1993)
緊張感のある映画と言ったら、この映画の右に出るものはあるのだろうか。トゥルーロマンスは何度観てもドキドキする映画だと思う。
コミック店で働く静かな男子クラレンスと肉食系女子アラバマ。2人は愛し合い、幸せに満ちていました。しかし、コカインの入ったスーツケースを拾ってしまったことから、2人は警官やマフィアから追われることに。2人の逃避行の行方はどうなるのか。こちらもラストは衝撃的です。
この作品は、タランティーノは脚本として参加しています。また、キャストもブラッドピットやゲイリーオールドマンが出演していて、とても豪華な映画です。
僕はタランティーノが関わった作品の中では、この作品が1番好きです!!
【ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド】(2019)
2019年に公開されたタランティーノ監督の9作目。タランティーノ×ディカプリオ×ブラッドピット。映画館で観ることはできませんでしたが、上3作に並ぶくらい僕は好きな映画でした。
舞台は1969年のハリウッド黄金時代。ドラマで活躍したスター俳優リック・ダルトンとそのスタントマン クリフ・ブースは、もはや時代に必要とされなくなっていた。リックの家の隣には、彼らとは対照的に光を放つロマン・ポランスキー監督と女優シャロン・テート夫妻が越してくる。再び俳優として光を浴びるために立ち上がるリックとクリフだったが、1969年の8月9日に事件は起こってしまう。
↓ワンスアポン〜を観る上での予備知識↓
おそらくこれを知らないとサッパリな映画になります。
①ヒッピームーブメント
1960年代後半にアメリカ西海岸に登場したヒッピー達のムーブメント。ヒッピー達は、髪や髭を好きなだけ伸ばし、セックス・ドラッグを繰り返し、ラブ&ピースを掲げて人間であることを喜び合う。道徳や既成の価値観から逃れ、自由と自然を愛し、暴力を憎んだヒッピー達は、ベトナム反戦運動や公民権運動を盛んに行った。
一言で終わらせてはいけないカウンターカルチャーですが、彼らはカルト的な集団だったということを知っておけばこの映画ではOKです
②シャロンテート殺人事件
1969年8月9日、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たち(ヒッピーたち)によってシャロンテートが殺害された事件。妊娠中だったシャロンと友人たちが信奉者たちによって滅多刺しに殺されてしまうという猟奇殺人です。ワンスアポン〜は、この事件がテーマです。
【タランティーノまとめ】
タランティーノ映画は、彼が映画オタクな故に、マニアックなネタ・オマージュが多すぎるというのが有名です。正直マニアックすぎて僕なんか全然分からないですが、ストーリーもキャスティングも音楽も最高で、僕はタランティーノ映画が大好きです。
観る映画に困った時は、ぜひタランティーノ映画を!!
困ってなくてもタランティーノ映画を!!