focuson_cultureのブログ

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【FASHION】The Standard #1 ~Brooks Brothers~

f:id:focuson_culture:20200222005819j:image この世には、男なら絶対に買わなければならない銘品というものが存在すると、僕は思っている。男なら誰もが憧れを抱くブランドの魅力の魅力について発信したい。

 流行り廃りのない、永遠の定番を紹介する連載企画『The Standard』

 第1回目は、アメリカントラッドの代名詞Brooks Brothersについてだ。

 

【Brooks Brothersとは】

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 2世紀にわたり世界中で親しまれている、アメリカで最も歴史ある服飾ブランド。

 既製スーツの販売や、ポロカラーシャツ(ボタンダウンシャツ)の生産など、200年の間顧客に最高品質な商品を提供し、価値、伝統を守り続けてきたアメリカの象徴的ブランド。

 

【Brooks Brothers Story】

 アメリカ合衆国建設から50年と満たない1818年、Brooks Brothersは前身H.&D.H.Brooksとして誕生した。

 創業者ヘンリー・サンズ・ブルックスは「最高品質だけを作り、取り扱うこと。適正な利益のみを含んだ価格で販売し、その価値を理解できる顧客と飲み取引すること」を理念とした。

 ゴールドラッシュの1年後の1949年、Brooks は、(現存する)アメリカの企業で最も早く既製のスーツ販売に乗り出した。彼らの作るスーツを待ちわびて、開拓者たちが店舗に押し寄せたそうだ。

 アメリカの開拓を支え、軌道に乗った1950年に、現在のブランド名Brooks Brothersとロゴであるゴールデン・フリースが商標に採用される。

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 その後、Brooks Brothersは数々の大統領や銀幕スターたちに愛され、トレンドを生み出し続け、200年後の今に至ります。

 

【銘品1 ポロカラーシャツ】

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 創業者の孫ジョン・E・ブルックスが誕生させた永遠の銘品シャツ。

 ポロカラーが誕生したのは1896年。ポロ観戦をしていたジョンが、選手の着ていたユニフォームの襟が風でなびかないようにボタンで止められたのを見て考案された。

 日本名ではボタンダウンと呼ばれるポロカラーシャツは、Brooks Brothersの中で最も定番の商品であり、「ファッション史上最も模倣されたアイテム」と言われている。

  アメリカで生産された柔らかなスーピマコットンを使用し、アメリカで縫製されたそのシャツは、言わずもがな最高品質。歴史と品質が裏付けた確かな価値がある。

 

【銘品2 ネイビーブレザー】

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 イタリアBARBERIS CANONICO社のファインサージ地で仕立てた段返り3釦ブレザー Madison。

 僕が所有しているのは6釦のダブルブレザーだが、ここでは段返りのMadisonを紹介する。アメリカントラッドスタイルとして最も定番なブレザーだからだ。

 リラックスしたフィット感とナチュラルなショルダー、深いアームホールは最もトラディショナルな作り。また、段返りの金の3つボタン(真ん中1つ掛け)というディテールもアメリカントラッドスタイルの代名詞である。

 

 

【銘品3 レップ・レジメンタル・タイ】

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 Brooks Brothersのレジメンタルタイも銘品である。当時イギリスの連隊(レジメント)の軍服だった斜縞模様のレジメンタルストライプ。その向きを逆にしたBrooks Brothersのタイは、誰もが身につけられるネクタイとして広く受け入れられるようになった。

 英国の定番をアメリカ流にアレンジしたタイは、政治家だけでなく、アイビーリーグ(アメリカ西海岸のフットボール協会に属する8つの大学)のカレッジファッションとしても親しまれた。

 

【Brooks Brothersを愛した伊達男】

 1.クラーク・ゲーブル

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 1930~40年代を代表し、「キング・オブ・ハリウッド」の異名を持つ銀幕スター。

 飛行機で世界中を飛び回る彼は、空港に現れるときは決まってスーツスタイル。クラシックでエレガントなドレススタイルを愛した彼は、Brooks Brothersのオーダーメイドスーツを愛していたそう。

 2.ジョン・F・ケネディ

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 上院議員時代から大統領時代まで、Brooks Brothersを愛した人物。Brooks Brothersの長い歴史の中でも重要な人物の一人である。

 「フィッツジェラルド」という名前のスーツは、ケネディのミドルネームから名付けられている。

3.アンディ・ウォーホル

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 ポップアートの巨匠ウォーホルもまたBrooks Brothersを愛した人物の一人である。

 シルクスクリーンという版画的にアートを量産する方法を取り入れた彼の数々のアートは、大量消費・大量生産の社会に影響を与えた。(自分にも)

 彼がこよなく愛したのは銘品1で紹介したポロカラーのシャツ。広告でのはじめての収入で白のオックスフォード ポロカラーシャツを100枚購入したという伝説があります。

 

【最後に】

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 いかがでしたでしょうか。The Standard~Brooks Brothers~

   憧れのブランド・憧れの銘品。洋服が、ファッションが好きな人なら誰もが抱いていると思います。こんなブランド・モノを紹介してほしい!というのがあれば、コメントなどお待ちしております。。