The Standard #3 Lacoste
この世には、男なら絶対に買わなければならない銘品というものが存在すると、僕は思っている。男なら誰もが憧れを抱くブランドの魅力の魅力について発信したい。と思って始めた、永遠の定番を紹介する連載企画『The Standard』
第3回目は僕の最もスタンダードなブランドLacosteだ。
【Lacosteとは?】
Lacosteは1933年にテニスプレイヤーであるルネ・ラコステが創業した、フランスのスポーツテイストのアパレルだ。現在ではテニスを始めとしたスポーツアパレルや革小物、香水などを扱っている。
日本でもラコステの名前、そしてあのワニのロゴ・マークを一度は目にしたことがあるあろう。
【Lacoste Story】
ラコステの歴史は、ルネ・ラコステのテニス・プレイヤーとしての歴史と言っても過言ではない。彼は5年以内に世界優勝を成し遂げるという約束の下、15歳でテニスを始める。その後19歳となった1923年に国別対抗戦の初の代表となり、フランス選手他3人と共に「四銃士」と呼ばれるようになった。
そして1925年にラコステはウィンブルドン大会で初の四大大会優勝。その後も勝ち続け、通算7勝を記録した。
その後引退から四年後にポロシャツの生産を開始。ブランドのトレードマークでもあるワニのロゴは、「試合に勝ったらワニ革のトランクを買ってやる」というテニスのキャプテンの一言がきっかけだったそうだ。
ブランドの背景にあったのは、運動に適さないスポーツウェアに対する不満。当時のテニスと言えば、白いシャツにパンツが主流だった。ここから伸縮性と通気性に優れたニットシャツ、つまり現在のテニスシャツの原点が生まれたのだ。
その後もテニスだけでなくゴルフなどにも手を伸ばして高い評価を獲得し、世界的なスポーツウェアブランドとしての地位を築いた。
【銘品 ポロシャツL1212】
ポロシャツと言えばラコステ。ラコステと言えばL1212だ。これは絶対と言ってもいいのではないだろうか。
トレンドに左右されず様々なスタイリングに取り入れることができるL1212は、汎用性が高く最もベーシックなアイテム。数十種類のカラーバリエーションや心地よい鹿の子の肌触りが魅力だ。
・日本企画のL1212
日本人向けに作られたL1212はスリムなフィッティングが特徴。SSサイズもあるため小柄な方にも対応している。また、通常よりもカラー展開が多く、発色がよく色落ちしづらいのが特徴的である。
・フランス製のL1212
紡績・染色・縫製全てを行うL1212は、正真正銘フランスのレシピで作られている。糸の艶感や形、風合いが本当に素晴らしく、アメリカほどラギットでなくイギリスほどでエレガントではない、フランスらしい上品さがある。
【終わりに】
今回はLacosteの魅力について迫りました。今年は何色を買おうか迷っています。
何やら夏が楽しみになってきました。